Javaは死なず
Paul Grahamのマイクロソフトは死んだに対抗したタイトルを付けた訳ではないが、JRubyの存在を知りJavaは死なないと思った。
今『JavaからRubyへ』という本を読んでいるが、Javaはフレームワークの種類の増加や複雑性の増加により開発効率の低下を招きリスクが高くなっていて、Ruby on Railsの普及によりJavaがますます人気がなくなっているらしい。
しかし、JRubyの出現によりRubyのみでのWebアプリの開発だけでなく、Javaと組み合わせた開発も可能性が出てくる。これは、IronPythonとC#との組み合わせと似ているが、少なくともWebアプリにおいてはRoRの方が色々な意味で先行していると思われる。
私の個人的な意見としては言語を組み合わせるよりもRubyの分野、Javaの分野というように切り分けて使う方が望ましいような気がする。というのも言語を組み合わせるだけでもかなりの労力を必要とすると思うからだ。ブリッジを使用してもそう簡単にいくとは思えない。
最近、Rapid開発が重要になってきているので、これからはLL言語をマスターしておいて損はないと思う。個人的な意見ではRubyもXMLの処理など数年前は遅すぎて実用に耐えられなかったが、REXMLとか最近はどうなのだろう。Rakeとかも気になるし、RoRの登場以降、最近のRubyはJavaも巻き込んでかなり面白くなってきている…。
追記:
今年の12月にリリースされるRuby 1.9.1はYARVも入るらしい。Pythonも来年には3.0が出るし、Ruby vs Pythonはますます白熱してきた感がある。非常に楽しみである。