commonly accessible instance attributes in function (CAIAF) テクニック

追記(2007/8/2):
namespace function object (NFO) アプローチに改名。


今月25日に使ったテクニックに名前が付いていないので適当に付けた。どこかに付けている人がいそうだが、とりあえず自分の記憶用にメモ。クロージャと組み合わせると便利かも。もし、適切な名前があったり、既にドキュメント化されていたり、使ってみて問題ある場合は教えて欲しい。


テクニックとしては、関数の内部でダミーの関数を作成し、それに属性を関連付けるというもの。以下の2つの機能が実現可能。

  1. ネストした名前空間を越えて属性がアクセス可能
  2. 関数の外側に関数内部の属性を公開可能
# 1.
def foo(i):
    def f():pass  # ダミーで関数 f を作成 (foo呼び出しごとにインスタンスが作成される)
    f.n = i       # f に変数を関連付ける
    def cnt():
        f.n += 1    # もちろん、値の変更可能
        return f.n  # ネストした名前空間でアクセス可能
    return cnt

counter = foo(0)
print counter()  # 1
print counter()  # 2

# 2.
def foo():
    def f():pass
    def bar(): return 'bar()'
    f.x = 1
    f.bar = bar  # 関数を保持することも可能
    return f     # f を返値とすることで、外に公開

f = foo()
print f.x      # 1
print f.bar()  # 'bar()'