S氏へのインタビュー

Bjarne Stroustrupインタビュー:


久しぶりに読み直した。真実が見え隠れしているようで面白い。

C++ が時間の無駄だということにはほとんどの人が気がついたとは思う

C++は複雑で勉強と成果の費用対効果はどうなのか。

脳みそが半分でもあれば、オブジェクト指向プログラミングが非直感的で、非論理的で、非効率なことくらいはわかるよね

プログラミングはえてして非直感的だと思う。プログラミングの常識がなければ。

「コードの再利用性」ときたら…。どこかの会社がコードを再利用したなんて話を聞いたことがある?

業務ロジックは無理としても、業務に関連するベースの部分はライブラリ化、フレームワーク化できる可能性はある。そういうものは再利用の可能性はあるが、汎用的なものを設計・実装するのはかなり難しいし、言語にC++を使うと最高に難しい。業務ロジックを再利用するというのは、そもそも間違いだと思う。しかし、一部のクライアントコードをポリモルフィズムなどで適用範囲を広げる(これは再利用とは呼びがたい)のは意味があると思う。
また、オブジェクト指向によるクラス化でなくても、ばらばらに関数化してライブラリとする程度でも十分。そういう再利用性の必要な部分が分かって実践できるほどの優秀な人ならオブジェクト指向だろうが、何言語だろうが関係ない。

でも彼らが偉いのは、最終的にはなんとか動いたということだね

結局、プログラムは動かないと意味無いし、動けばOK。しかし、継続的なプロジェクトになってくると可読性が低いコードや設計が悪いとメンテが辛いし、不満や欠点も表面化してくると思う。お客や素人にとってみればGUIが重要だったり、上の人の評価やコーダの技量による見積もり金額の違いなど、良いソフトかを見極めるのは難しい。
あと、業務知識に詳しいとお客は実力あると思ったり。コーディングは専門作業であるが、意外にも良い言語を使えばそれなりにできてしまったり…。


それにしても、エッセイは自分のレベルによって見え方が違うので面白い。「ハッカーと画家」も買おうかな…。